初心者がトレイルランニングをはじめる為のポイント10選(を初心者が考える)

山を走るスポーツで、トレイルランニング(トレラン)ってのがあります。
日本での選手人口はまだまだ少なく、これから!なスポーツです。

毎日毎日、ロードばっかり走るのはガチランナーじゃない限り飽きますよね。
私もかなり飽きっぽい性格なので、定期的に山を走ってリフレッシュしています。
都会の喧騒を離れて、大自然の中を思いっきり走るのはとても気持ちいいです。

これからトレランを始めようと思っている方へ、
トレランの押さえるべきポイントを10個考えてみました。

①トレランをはじめるには?
まずはトレランに詳しい知り合いに相談。そして一緒に連れて行ってもらう事をお勧めします。
知り合いなんていないよ!な人でもトレイルランニングのイベントをネットで探してください。山は危険がいっぱいなので、一人で入山することは絶対にやめたほうがいいです。(今の時代、ネットで色々調べる事ができますが、生の声に勝る情報はありません)

②走力について
グループでトレランに行くときは下記順番で走ります。
1みんなを先導する足の速い人
2その後ろを走力が速い人から順に走る
3最後はスイーパーと呼ばれる安全確保をする人が走る
大体こんな感じで走ってます。

山道は基本的に1本道なので、山道の分岐点までは各々のペースで走って、
分岐点で遅れた人を待つ、を繰り返します。

トレランあるあるとして、グループの中で自分が一番遅いと悲劇が始まります。

足の速い人たちは、遅れた人を分岐点で休憩をしながら待ってくれますが、
足の遅い人がなんとかみんなに追いついたと思ったら、

速い人達は「じゃ行きましょうか!」と言って走りだします。

「マジか!」と思いながら、泣きそうになりながら、なんとか次の分岐点でみんなに追いつく。

速い人達は「じゃ行きましょうか!」と言って走りだします。

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こんな感じで遅い人達は”休憩できなスパイラル”に陥ります。

これがマジできついんです。

私も初めてトレランデビューした時はこのスパイラルに陥って、
こんなキツイのやってられるか!!!ってなりました。
みんなで走るのなら、ある程度走力をあわせるか、
もしくは、最低でもサブ4以上の走力は欲しいところです。
(気心知れた仲間なら遅くても問題ないんですけどね)

③トレランシューズについて
ランニングシューズでも走れますが、トレラン用のシューズがあったほうがいいです。
トレランに飽きても、分厚ソールのトレランシューズは、災害時にも使えるし一足くらい持っていてもいいかも?
私はアルトラのトレランシューズを愛用しております。
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④ザックについて
トレイルランニング用のザックがあります。
ハイドレーションシステムと呼ばれる、背中に背負った水をチューブから飲める物があったりと、専用ザックを使うとトレランが楽になります。
トレランに飽きたとしても、トレランザックはマラニックやロング走をする時に使えるから無駄にならないと思います。
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⑤水と食べ物について
初心者がやりがちのミスとして、水を少ししか持たないことです。
重たいので極力少なくしたい気持ちはわかるのですが、山の中は自販機もコンビニもありません。
もし水が無くなったら、他の人からもらうことになりますが、
他の人も自分の最低限必要な水の量で山に入るため、たくさん分けることもできません。
走る距離にもよりますが、夏場でなくても1.5リットル~くらいは持っていたほうが
他の人に迷惑がかからないと思います。
食糧はおにぎり、パン、ジェルなど必ずいれておきましょう。

⑥レインウェアについて
これは必ず持っていきましょう。
晴れていると必要ないと思われがちですが、山は突然雨が降ることもあります。
ゲリラ豪雨で雨を遮るものが無い時は、夏場であってもびっくりするぐらい体温が削られます。
最悪のケースとして、低体温症になって死につながることもあります。
(実は私の経験談でもあり、レインウェアを持たずに豪雨を食らったときは体温がどんどん削られていきとても怖かったです)
万が一道をロストして、夜通し山いることになったら防寒対策にもなります。

⑦マナーについて
走っていると歩いているハイカーさんがびっくりするので、近くに来たら歩いて笑顔で挨拶しましょう。ゴミは絶対持って帰りましょう。

⑧山岳保険について
がっつりトレランをするなら山岳保険の加入の検討も!

⑨地図について
これを持たずに入山する人がまぁ多いこと。
スマホだとGPSに対応した山の地図が無料で手に入るので絶対入れておきましょう。道をロストした場合、地図があると生存確率が一気に上がります。
YAMAP(無料の山地図サイト)

⑩初心者におすすめな山
東京なら高尾山、大阪なら六甲山、広島なら牛田山です。
はじめは10kmくらい走って様子を見てから、少しずつ距離を延ばす事をおすすめします。、
(何故、東京、大阪、広島かというと私が上記3都市にしか住んだことがないからです)
携帯電話の電波も入って、ハイカーさんも多いので安心です。

少し厳しめな内容もありますが、私自身が経験をして心底思ったことです。
最近では道をロストした仲間を探しにいく事がもありました。
日没までに見つかったのでよかったですが、日没後の捜索を考えると
今後は昼で終わるトレランでもヘッドランプは持っていこうと思いました。

トレランは気軽にはじめる事ができるのですが、
自然相手ということを忘れず、しっかりと準備をして楽しんでください!

こんな感じで綺麗な景色が見れるのもトレランの魅力です!↓